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食べて寝る

食べて寝て病気で寝てます。ほかに本を読んだりイベントに行ったりしています。

マグリッド展に行ってきました

東京の国立新美術館にて行われている、マグリッド展に行ってきました!

magritte2015.jp

マグリッド展、日本では13年ぶりの大回顧展。

130点以上並ぶマグリッドの作品は圧巻でした。

マグリッドの生誕から晩年まで時系列に並んでおり

どのような歴史の中で生き、作風を変え、作品を作っていったのかを追う事が出来たのがとてもよかったです。

最初は印刷会社でデザインを仕事として取り組んでいたこと。第二次世界大戦の最中、ドイツを脱出したものの、3年後に帰国。その間に作品が荒々しいタッチに変わっていたこと...。

この展示でマグリッドが何度も作風を変えて試行錯誤していた事を知り、驚きました。

僕が知っていたマグリッドの作風は晩年に確立されたものだったようで

初期のモチーフは女性など有機物が多かったもの意外でした。

黒い紳士のモチーフ、浮遊する岩も晩年に登場したようです。

小さい頃に本で見た「王様の美術館」の本物が観れて感激しました。

 

マグリッドの作品は、シンプル。

作品の中にモチーフが2点、多くても3~4点しかない。

初期の頃はダリに影響を受けたと館内の説明にありました。

ダリは夢の中を描き、キャンバス内にそれこそ何十点ものモチーフを書いたのに対してマグリッドは2~3点。とても少ない。

シンプルでありながら、全く整合性も共通点もないモチーフが組み合わさっている。

手と鶏(首だけ)や岩が浮いていたり。

シンプルな分情報が少ないと思いきや、逆だった。この画面を”意味”を考えた場合無数に答えが出てくる。無限に意味の組み合わせが出る。

ものすごい未確定の情報が一気に脳に流れこむ。これはこういう意味か?

キャプションを見て、もう一度考える。その意味と画面を照らし合わせる。しかし、うまくまとまらない。

考えれば考えるだけ、頭が混乱する。もう考えるのを拒否している。

その間も、画面から目が離せない。

最後には、ただただ目の前に書かれた不条理な画面を受けいれるほかなかった。

マグリッド展、行ってよかったです。

マグリッドはベルギーの出身らしく、展覧会のおみやげ屋さんではたくさんのベルギービールが売られていました。

ビール!?展覧会にビール!?!?

ベルギーの修道院ではビールを作っているところがあるのだとか。(なにか起源がPOPで説明されていたけれど忘れてしまったよ...)

修道院で作っているビールの総称はトラピストビール

トラピストビール - Wikipedia

そこで使われているグラスは修道院ごとに伝わる聖杯をモチーフにしているそうです。

買いました!ええ、買いましたとも!(伝説などに弱い)

残金800円で、ビールを選ぶか、聖杯を選ぶか。周りの人がどっちとも豪快にかごに放り投げてレジに並ぶ中、ひたすら迷って選び抜いた結果...。

ロシュフォール修道院の聖杯(グラス)を買いました。

            \ビールと思った!?ヤギだよ!/

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僕のマグリッド展の思い出は聖杯となりました。(物理)

久しぶりに展示行きました。また行きたいな~。