食べて寝る

食べて寝て病気で寝てます。ほかに本を読んだりイベントに行ったりしています。

まとめて日々の日記

1/9

昨日夜、いきなり「牧場物語がやりたい病」が発症したので近くの中古屋さんへ。ゲームコーナーで「牧場物語 ミネラルタウンの仲間たち」を発見して購入。

なぜいきなり牧場物語やりたい病が発症したのだろう?きっかけがさっぱい思い当たらない。寝ようと寝床に入った時にすっと降りてきた。

「ああ…牧場物語やりたい…。」

と。天啓を受けたような書き方になっているが、書いた通りなんの前触れなく降りてきたので仕方ない。思い起こせば初めてプレイした牧場物語はハーベストムーン(PSP)だった。調べたら1999年発売、20年前…嘘だろ…?そんなに前?高校くらいの時にプレイした記憶がある。牧場から街への移動が面倒くさくて1時間くらいで挫折してしまったけれど、今度は最後までクリアできるかな?

 

1/10

友人skypeしている時に漫画ドロヘドロを勧められ、読んでみた所がっちりハマる。

皆キャラが立っていて濃いのだが、特に敵がかっこいい。戦闘狂な心がお気に入り。公式HPの試し読み5話一気に読んでしまった。グロテスクで退廃的な世界観なのにときおり、というかほぼ毎回誰かが何かを美味しそうに食べている。主人公の大好物は餃子でおいしそうにポンポン口に放り込んでいくシーンがとても食欲をそそる。読めば読むほど戦闘が激しくなりポンポン色んな内臓が飛んでいくが、それと同時に餃子が食いたくなる不思議な漫画だ。

次の日twitterで僕も友人も餃子を食べている様子をツイートしていて笑った。

 

1/12

行きつけのお肉屋さんで、200円超える卵を始めて買った。持って帰るときに割らないかハラハラドキドキ。卵に対して敬意と注意をはらいすぎて、帰宅するまで心が卵の殻みたいに繊細になっているのを感じた。

卵を早く味わいたくて、親子丼を作った。憧れの茶色い殻の大きい卵。割った時から色が、黄身の盛り上がりがもう全然違う。

出来上がったものを一口パクリ。うわあ、めちゃくちゃおいしい。コクが甘味がうまみが、この3拍子以外にも何もかもが全然違う。卵じゃないけど肉は柔らかいし最高においしかった。ああ、おいしいおいしいと言いながらお腹いっぱい食べた。

明日は卵かけごはんにする予定。寝る前からご飯のことを考えることが楽しい。今この文章を書いている途中でも、次はオムライスにしようか、その次は目玉焼き?と卵を使った料理が頭の中を右から左へと抜けていく。もう黄身のことしか考えられてない。

いつもドンキで買ってる特売の卵が記憶の中で薄れていく…。もう戻れない予感。

 

あけましておめでとうございます

あけましておめでたい!もう10日すぎてた…。

2017年もよろしくお願いします!!

今年は自分の名前が入ったものを少しづつ世に出せるように頑張ります。

 

https://www.instagram.com/p/BOGn8WMBuuZ/

箱付き取扱説明書付きで手にいれました!正常に稼動します #ファミコン #nintendo #game

https://www.instagram.com/p/BOGoMYdhn2F/

ファミコン先輩いらっしゃいませ #nintendo #game #ファミコン

https://www.instagram.com/p/BOKDsn2h9_A/

マップのポスターまでついてます。資料的に貴重! #pokemon #game #gameboy #ポケモン

https://www.instagram.com/p/BOlmcPihqGy/

斑鳩用にポイントで買いました #game #コントローラー

 

去年の暮れにあ、僕ゲーム大好きだわと気づいて買った結果が…これだよ!!

ファミコン買ってよかったです。今すげー楽しい。

このブログもゲームの比重を増やしていきたいな~。

きんもちカレーの思い出

僕が以前働いていた会社は駅から少し離れていたので、ランチをやっている飲食店が会社の周りにあまりなかった。

周辺の地理も全然わからない。

なので慣れないうちは冒険てがら、お店を見つけようと昼休みに会社周辺を散歩していた。見つからずランチをくいっぱぐれることもしょっちゅうだった。

そんな日が続く中、気になる看板を見つけた。会社を出たら必ず通る道。

木の板を削って作られた手作り感あふれる看板に、おさるさんがコック帽をかぶっている絵が描いてある。その下には

「きんもちカレー」

大きくどーんと書いてある。

中を覗いたら、人がたくさん!ほぼ満席。

横の券売機のカレーは全部売り切れ。すごく人気のお店だなあとびっくり。

次の日、思い切って入ってみた。

メニューは「えびカレー」「野菜カレー」「チキンカレー」の3種類。

野菜を全く摂っていなかったので野菜カレーをチョイス。辛さは35辛くらいまで。けっこう選べる。

初めての方は5辛くらいから~と壁に書いてあったのでその通りに注文。

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ターメリックライスにさらっとしたルーがたくさん盛られて、刻んだ野菜がたくさん入ってる。

美味しい!!すごくおいしい!!

5辛ならそんなに辛くない。最初にぐっと辛さが来てすっと頭に抜けていく感じ。

香りもとってもいい。香ばしい、たくさんのスパイスを調合している漢方系のカレー。お腹がぎゅるっとなる。汗もたくさん出てくる。

辛い!だけどおいしい!スプーンが止まらない!テーブルの上の福神漬けは盛り放題。どんどんのせて食べる。さっぱりと辛さを洗い流してくれる。

あっという間に間食。

この日から僕のランチは一週間連続きんもちカレーになった。

次の日は少し早めに向かってえびカレーを食べた。

 

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エビがたくさん!こんなに入ってるの初めて見た。

7辛でぱくり。辛い!うーんおいしい。エビがぷりっぷり。野菜カレーよりコクを感じる。魚介のうまみが出ているのだろうか?券売機によると、お店ではエビカレーが一番人気らしい。

次の日はチキンカレー。辛さは思い切って10辛に挑戦!

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鶏肉を使っているらしくジューシー。でもルーがさらっとしており脂っこくなくてぱくぱく食べれてしまう。

辛さは10辛、頭にすっと抜ける辛さではなくてぐっと喉につかえるような辛さ。

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エビカレーのゆで卵トッピング。トッピングはどれも100円。ベーコンやホウレン草など。

あー、何度食べてもおいしい。食べ終わった後は血行がよくなったのか体がポカポカする。ライスはたくさん盛ってあり毎回お腹いっぱいになるのに、通うようになって2キロ痩せた。

新人さんが入ってきたときも一緒にここのカレー屋さんに行ったし、何度も同僚とすれ違って挨拶を交わした。前の会社の思い出には常にきんもちカレーが結びついている。

ああ、また食べに行きたいなあ。

たなかれいこさん著「生きるための料理」刊行イベントに行ってきました

もっと早くレポート描きたかった!

7/3(金)に下北沢の本屋B&B

bookandbeer.com

で行われた「生きるための料理」刊行記念イベントに行ってきました。

B&Bはじめて行きました。本屋でビールも飲めるんですね!酔いどれ本屋…素晴らしい!クラフトビール飲めるのかな。

たなかれいこさんは”食のギャラリー612”を主催されている料理研究家の方。

たなかれいこの食のギャラリー612

 幼少期は体がとても弱かったというたなかさん。

しかし今では30年間医者いらずだそう。すごいですね。

今回のイベントではその健康の秘訣と、夏に体を冷やさない心得、そして食べ物の調理の仕方を伺ってきました。

今は寒くない人が多い!

まず最初に「最近の人は冷えている」とたなかさん。

夏で蒸し暑い季節が続きます。同じ高い気温でも湿度があると体は冷えてしまうといいます。

しかし現代人の体はそれを感じ取る機能が鈍ってしまい…体が冷えているというシグナルに鈍感になっている…という事。

季節のものを食べるという事

季節のものを食べることによって「手間をかけずにらくに調子が良くなります」との事。

ポイントは「栄養を考えずにひらすら旬の野菜を食べる」事なんだそうです。

栄養を考えずに、というところにびっくりです。

たなかさんいわく「旬のものはきちんと体にあった栄養素と働きをしてくれる。だから問題ないんです」

むしろ栄養を考えて「ハウスで育った旬ではないもの」を食べるよりは、旬の野菜をたっぷり取る方が体にいい!との事でした。

野菜の旬のお話では、旬を見るには料理書ではなく園芸の本を見ましょう!とおっしゃっていました。

なぜか…それは一般の旬が少しずれてしまっているから。

現在は農業技術の発達で季節に関係なく、いつでもどんな野菜でも育てられる。

しかしいつでも野菜を作れるようになったため、本来の旬より少し早く旬の野菜が店頭に出回るようになった。

一般向けに作られている園芸書は大量生産を想定していないのと、本来の旬が記載されていることが多いそう。

旬の野菜に使う調味料は「みそ・しょうゆ」などの日本古来からある調味料がいい。

味噌は発酵食品なので、ヨーグルトなどを取らなくても腸を綺麗にしてくれるそうです。(これには驚きました)

また、塩は必ずいいものを使いなさい!

ここは繰り返しおっしゃっていました。精製塩ではなくてなるべくならミネラルたっぷりの天然塩がいいとの事でした。

おなかをあたためなさい

このイベントで繰り返したなかさんがおっしゃっていたのは「おなかをあたためなさい」という事。

体は栄養ではなくて「腸内有用菌」で動いている。その細菌が体を活発に、そして健康に保ってくれるそうです。

その細菌が活発に動くのが腸が「37.2℃」の時。

感じとしてはお腹に手を当ててみて「ほっこりとあたたかい」事が目安。

まずは腸を温め自然治癒力を高めよう!お湯+塩+醤油をたらして、それを飲むだけでも塩分で体がほっこりあたたまるそうです。

夏野菜は体を冷やす効果があるので、必ず塩分を含んだ調味料と取った方がよい。

塩分と取ると塩の効果で体があたたまり、冷えすぎない。

お砂糖は体を冷やすので取るのを控えるようにともおっしゃっていました。

自分が心地いいと思う食べ方を忘れずに

一番大切なのは「自分が食べたいものを食べる」という事。

自分が食べたいと思うのは、自分に足りていないもの。今必要なもの。

自分のお腹の声に下が居続けると、自分に足りないものを選びとれるようになる。

そのシグナルを見逃さないように。

毎食自分が「ほんとうにおいしい!」というものを食べよう。

それがスナック菓子などでもいいのですか?という質問には

「どうぞ思い切り食べてください。でもコンビニのものではなく、少し高い物。いいものを使っているスナックがいいかもしれませんね」と答えてらっしゃいました。

 

30年医者に行ったことがないというたなかれいこさん

背筋がしっかりと伸びていらっしゃって、凛としたたたずまいの方でした。

合間に挟む休憩時間には、たなかさん特製の10分がゆをふるまってくださいました。

これが、おいしい!

お塩は食べるつどかけるようにと進められ、その通りにしました。

塩が…美味しい!そして米が甘い!

自然米で米1に対して水が10で炊き上げたそう。お米と塩はいいのを買おうと思いました。本当に全然味が違う!砂糖いらない、素材の力でこんなに甘くなるなら。

そして一口食べてからお腹がほこほこあたたまって来る。お米の栄養で保温されているのを感じる。食材でこんなに味が違うものなんだとカルチャーショック。もう、食べて分かった。

最後のほうにたなかさんが参加者の質問に答えてくださったのですが(質問はイベント申し込み時にメールで送信)

僕が送信した質問は体が弱く、いろんな内臓を痛めているのでその事に関する事だったのですが、読み上げて丁寧に答えてくださったのがとても嬉しくて。

「今、大丈夫?おつらいですか?」

前日唇が腫れあがり、体調不良を押して参加していたのですが

そう声をかけていただき心がほどけるような…そんな気持ちになりました。

またイベントにおいで、食べたら一番実感できるよ。とおっしゃってくださいました。ありがとうございます、ほんとうに、嬉しかったです。

最後にアドバイスを頂きました。

なるべく旬のものを取る。

出来ることから実践しようと思えて、たなかさんの素敵な人柄に触れられるとてもよいイベントでした。

 

マスク展に行ってきました

東京都庭園美術館で6/30まで行われていたマスク展に行ってきました!

www.teien-art-museum.ne.jp

 

マスク展、最初は興味がなかったのですが友人の強い誘いと、最近仮面ライダーにハマッた事もあり行ってきました。

(マスク展の内容を知りたい方は最後まで飛ばしてください。先にマスク展の出来事を書いています)

マスク展~会場前の悲劇~

友人はとても楽しみにしていました。特に図録を買う事を楽しみにしていて、事前に美術館に電話で確認するほど。

館員さんの「まだまだ大丈夫です!ありますよ~」との答えに胸を膨らませていたのです・・・が!

美術館入口に”図録は売り切れました”の文字が!!

うめき声と共に膝から崩れ落ちる友人!!

「だって・・・館員さんまだ余裕あるって・・・まだあるって。。。」とうわごとを呟き始める。目の焦点があってない。ヤバイぞ友人!

そしてそのまま歩けなくなって崩れ落ちてしまい、近くにあったベンチでアリを見つめてうわごとを言いはじめた。通りすがりの人が何事かとこっちを見る。

「最終日だし仕方ないよ・・・展示を見て元気出そう!そうしよう!」と必死に励ます僕。

でも人って本当に膝から崩れ落ちるんだ・・・と少し笑ってしまった。許して。

マスク展~図録難民との遭遇~

中に入ると、優雅な展示会場にマスクが何点も展示してある。

 「マスク・・・図録・・・ないから・・・目に・・・」と自身の網膜に焼き付けるために舐めるようにあらゆる角度から見る友人。目がヤバイ。

そんな中、ふと周りを見渡すとある事に気づく。

スケッチブックと鉛筆を片手に、必死にスケッチしている人たちがいるのだ。

美術館側も黙認しているようだ。皆あらゆる角度から観察し、真剣にスケッチブックに書きこんでいる。お兄さんからおばさんまで年齢層は幅広い。しかし皆、目が真剣だ。

その人たちの正体は・・・

図録が売り切れたと知り、それならば自身の手で図録を作ろう。俺たちの手で最高のものを作ってやる!!そう決意した戦士たちだったのだ。

皆、必死である。マスクは100個展示してある。それを全て模写するのだ。時間との、それ以上に自分との戦いである。目が友人と同じ目だ。(要するにヤバイ)

僕はその人たちを勝手に”図録難民”と呼ぶことにした。

「マスク、スケッチしてみたら?ほら、周りにもたくさんいるし。」

そう提案してみた。

すると友人の目が一気に燃え上がる。

「そうかっ・・・!その手があった・・・俺は忘れていた・・・己の手で作り出す事をっ!!ここからの圧倒的勝利っ・・!!」

などと言いつつペンを手に取り一心不乱に描き始めた。左右に軽くステップを踏みながら観察し丁寧に描きこんでいる。そのキレがあるステップ、お前はボクサーか。

そして提案した僕は悟った。「あ、今日帰れねえな」と。

マスク展~ライバルたちとの共鳴~

先に隣の部屋へ行って戻ってきた。友人は一心不乱にスケッチしている。

しかし、前と空気が違っている。少しピリピリしているような・・・。

一心不乱に描いている図録難民たちが、互いの様子をうかがっているのだ。

描いている一人の男性が友人の後ろに回り込んだ。そして友人のスケッチを見てハッとした表情。

「あいつ・・・線だけで面を表現してやがるっ!なんという空間把握能力だッ・・・!」

「フッ、鉛筆の濃淡で面を表現する時代はもう終わったんだよ・・・!!」

振り返って少しニヤリとする友人。

そう、最初は皆一心不乱に描いているだけだったのだが、しだいに互いの様子が気になり始めていた。

図録難民たちは互いのスケッチをこっそり観察。互いに負けるものか、と画力対決になっていたのだ。

互いの負けん気が展示会場に広がり、そして互いに共鳴しあっている。

その結果、この部屋は先ほどより緊張感あふれる空気に満ちることとなった。

この空気・・・相手の画力をけん制しつつ、時には無言で励ましあっている。妥協はしないが時間もない。会期は今日が最終日。必死に手を動かす図録難民たち。

これは・・・

僕はとりあえず先に見ることにした。隣ではおばあさんがこのマスクの縫い方は~と解説してくれた。ものすごく勉強になった。

マスク展~そして終焉へ~

僕は先に部屋を回っていた。どのマスクも保存状態が良く、しかもほぼ360度から観ることができたので構造も知る事が出来てとてもよい展示だった。

僕もところどころメモを取っていた。決して図録がないからではない。病気関連のマスクもあったのでそのメモを撮っていた。

メモをとる事に夢中になっていたら肩をたたかれた。僕の肩をたたいたのは友人だった。

「ボールペンは・・・だめだって・・・鉛筆しか・・・負けた・・・」

というか、誰と戦っていたんだ。やっぱり図録難民同士火花を散らしていたんだな。そして友人は散って行った・・・。ボールペンで描いていたがために。

がっくり肩を落とす友人をねぎらいながら、僕たちは会場を後にした。

ちなみにグッズは全て売り切れていました。合掌!!

マスク展~展示の内容~

マスク展は、フランスにある国立ケ・ブランリ美術館のコレクションの展示。

その中からよりすぐりのものを厳選して日本に持ってきたそうです。

アフリカ・アジア・オセアニア・アメリカのマスクを展示してありました。

地域ごとに分けられて展示してあり、世界を一周している気分になれてよかったです。

そして、360度見れるように展示してありました。これが、ものすごく良い!

正面からだけでなく、マスクがどのような構造をしているのか。どうやって装着できるのかを見れる貴重な展示でした。

仮面を身につける意味、それぞれの部族たちの風習なども細かく解説が入れてありました。じっくり見ることができてよかった。

サイズも様々で、大人の等身より大きいものもあれば、首にかける用の小さいものまで。千差万別。

しかし共通しているのは、マスクを身につけることによって見えない”なんらかの力”

を借りるという事。

時には神、精霊の力を借りる。病魔を追い払う。

人間はマスクをかぶる事によって”見えないものと一体”になっていたのだなと感じました。

仮面ライダーもそうですよね。マスクをかぶる事によって”変身”して人間とは別のものになりますもんね。

しかし、図録欲しかったなー。マスク、いいな。

 

 

マグリッド展に行ってきました

東京の国立新美術館にて行われている、マグリッド展に行ってきました!

magritte2015.jp

マグリッド展、日本では13年ぶりの大回顧展。

130点以上並ぶマグリッドの作品は圧巻でした。

マグリッドの生誕から晩年まで時系列に並んでおり

どのような歴史の中で生き、作風を変え、作品を作っていったのかを追う事が出来たのがとてもよかったです。

最初は印刷会社でデザインを仕事として取り組んでいたこと。第二次世界大戦の最中、ドイツを脱出したものの、3年後に帰国。その間に作品が荒々しいタッチに変わっていたこと...。

この展示でマグリッドが何度も作風を変えて試行錯誤していた事を知り、驚きました。

僕が知っていたマグリッドの作風は晩年に確立されたものだったようで

初期のモチーフは女性など有機物が多かったもの意外でした。

黒い紳士のモチーフ、浮遊する岩も晩年に登場したようです。

小さい頃に本で見た「王様の美術館」の本物が観れて感激しました。

 

マグリッドの作品は、シンプル。

作品の中にモチーフが2点、多くても3~4点しかない。

初期の頃はダリに影響を受けたと館内の説明にありました。

ダリは夢の中を描き、キャンバス内にそれこそ何十点ものモチーフを書いたのに対してマグリッドは2~3点。とても少ない。

シンプルでありながら、全く整合性も共通点もないモチーフが組み合わさっている。

手と鶏(首だけ)や岩が浮いていたり。

シンプルな分情報が少ないと思いきや、逆だった。この画面を”意味”を考えた場合無数に答えが出てくる。無限に意味の組み合わせが出る。

ものすごい未確定の情報が一気に脳に流れこむ。これはこういう意味か?

キャプションを見て、もう一度考える。その意味と画面を照らし合わせる。しかし、うまくまとまらない。

考えれば考えるだけ、頭が混乱する。もう考えるのを拒否している。

その間も、画面から目が離せない。

最後には、ただただ目の前に書かれた不条理な画面を受けいれるほかなかった。

マグリッド展、行ってよかったです。

マグリッドはベルギーの出身らしく、展覧会のおみやげ屋さんではたくさんのベルギービールが売られていました。

ビール!?展覧会にビール!?!?

ベルギーの修道院ではビールを作っているところがあるのだとか。(なにか起源がPOPで説明されていたけれど忘れてしまったよ...)

修道院で作っているビールの総称はトラピストビール

トラピストビール - Wikipedia

そこで使われているグラスは修道院ごとに伝わる聖杯をモチーフにしているそうです。

買いました!ええ、買いましたとも!(伝説などに弱い)

残金800円で、ビールを選ぶか、聖杯を選ぶか。周りの人がどっちとも豪快にかごに放り投げてレジに並ぶ中、ひたすら迷って選び抜いた結果...。

ロシュフォール修道院の聖杯(グラス)を買いました。

            \ビールと思った!?ヤギだよ!/

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僕のマグリッド展の思い出は聖杯となりました。(物理)

久しぶりに展示行きました。また行きたいな~。

 

高校の時に知り合って自殺した友人の話

友人の話を別のブログに書いていました。

思いだしたときに書かないと、友人の事を忘れてしまう。それが嫌だった。

どこかに友人の事を残したかった。いつでも思い出せるように。

この事を書いたブログを非公開にすることにしたので

当時の文章を推敲してここに残します。

これを書いたのは3年前くらいだったと思います。

 

今日は食べ物を食べていて
ふと高校時代の友人の事を思い出したので書く。
少し長いですがお付き合い下さい。

県内でもトップクラスの美術部目当てに受験した
志望校になんとか入学した僕は
お目当ての美術部に入学し
それなりに青春を謳歌していた。

1年生、入学してしばらく経った頃。
昼休みに僕は、その子を見つけた。
(その子の名前は仮にMちゃん にしておく)

Mちゃんは昼休み皆がグループでお昼ご飯を食べている中
教室の片隅で一人、ご飯も食べずにじっと机を見つめていた。
僕は気になって声をかけた。
「ご飯、食べないの?どうしたの」
Mちゃんは、はっと僕を見て小さな声で
「あ、や・・・いや、なんでもないです。」
「おなか空かないの?」
「・・・おなか空いてなくて・・・」

その時はこのやり取りだけだった。
後でクラスの人に聞いてみると、Mちゃんは入学当時からずっと昼休みはそうしているとの事。
ご飯を食べている所を見たことがないという。
クラスの人は
「あの子、腕にすごい傷があってさ~。きっとリストカットだよ、ヤダナア。」
と。

ただ、僕はなぜかそのMちゃんの事が無性に気になった。
ご飯持ってきてないんだ。
おなか空くだろう。おなかが空いてるってつらいよなあ。
そう思った僕は、次の日自分のお昼ご飯のおにぎりを多めに握り
Mちゃんに渡しにに行った。

「Mちゃん、ご飯食べてないみたいだから・・・これ、よければ食べてよ」
「!!!いいです!!!」
すごい拒否反応を示された。
「でも。おなかすくy」
「いいです!!!!迷惑かけてごめんなさい!!!!ホントにいいんです!!!!ごめんなさい!!!!!」
取りつく島もないくらいに断られた。

僕はしょんぼりしつつ、友人と部室でご飯を食べた。
その後もMちゃんは昼ごはんを食べている様子はない。
なんとかして、昼ごはんを食べてほしい。
僕は考え続けた。さりげなくご飯を渡せる方法はないだろうか。
そして閃いた!
さっそくその方法を実行に移してみることにした。

しばらくたったある日。
僕は購買で買ったパンを持ってMちゃんの居る教室へ向かった。
「これ・・・よければ食べてよ」
「いいでs」
断られたがすかさず
「僕欲張ってパン買いすぎちゃってさ。食べれそうにないんだ。捨てるのかわいそうだし、Mちゃんに食べてもらった方がこのパン幸せだと思うきっとそうだと思うんだ!!」
とまくしたて
「え、でm」
まだ何か言いたそうなMちゃんを残して
「じゃ!!!!」
教室を出ると、猫まっしぐらさながらに廊下を猛ダッシュ。部室に続く階段を駆け降りた。

Mちゃんはパンを食べてくれただろうか・・・?
半ば(というかほとんど)パンを押し付けてきた僕は
友人と部室でご飯を食べていた時もその事ばかりが気になった。
移動教室の荷物を取りに教室に戻ってきた。
そこにMちゃんが近づいてきて、小さな声で
「パン、ありがとうございました・・・おいしかったです。ごめんなさい」
僕の試みは成功した。
その日から、僕はMちゃんと友達になった。

僕はパンを買う日はMちゃんになにかと理由を付けてあげてた。
Mちゃんは最初は拒否していたが、だんだん恥ずかしそうに受け取ってくれるようになった。
家庭環境にちょっぴり問題があるようで
僕の家もそうだったので徐々に打ち解けていった。
美術の移動教室の際は一緒に移動するようになった。
そして、僕に色んな話をしてくれるようになった。

うまくいっていない家族の事。
ゲームは音ゲーが好きだという事。
腕の傷は猫を飼っていて、その猫に付けられた傷だという事。
その猫がとても可愛いという事。
そして、絵が好きだという事。
僕はMちゃんを美術部に誘った。
そして2学期半ば、Mちゃんは美術部に入った。

Mちゃんは美術部に入り、他の同学年の部員と徐々に打ち解けて
前みたいに一人で居る事がだんだん少なくなった。
Mちゃんの口癖は「もう・・・」だった。
僕は学生時代から無駄に気持ちが熱く、無茶ばかりしていたので
Mちゃんはそんな僕に
「孝太郎さんは・・・もう!無茶しちゃだめだよ」
と良く拳をポコポコ叩き付けて叱られた。
怒った時はほっぺたを膨らませるのもMちゃんの癖だった。

3学期には、友人とMちゃんと音ゲーポップンをしにゲームセンターに行った。
Mちゃんは音ゲー、特にポップンミュージックが好きだった。
3人で色んな曲をセレクトし、無我夢中でボタンを叩きまくった。
とっても楽しかった。
次の日、Mちゃんは僕に手紙をくれた。
「遊んでくれてありがとう。」
とても嬉しかったという手紙だった。
Mちゃんはそれまで、友人と遊びに行ったことがなかったと言った。

2年生になってMちゃんとはクラスが別れたが
互いに美術部という接点と、美術の授業は一緒だったので会ってはお喋りしていた。
部活で油絵を自由なテーマで描いて高校美術展に出そうとなった時
Mちゃんがテーマに選んだのは冷蔵庫だった。
冷蔵庫の中身を描く、と言った。

Mちゃんはとても絵が上手かった。
デッサンも上手かったが、特に油絵は圧巻だった。
ぐいぐいと、生き生きと描いていく。
Mちゃんの手にかかると冷蔵庫の中身がカラフルでそれでいてシンプルで魔法のように輝いた。
Mちゃんには、絵の才能があった。
Mちゃんの絵は、高校美術展で賞を取った。
そのころ僕は昨年入院して描けなかった風景の油絵を描いていた。

しかしMちゃんは、美術部を辞めることになった。
理由は「部費を払う事が出来なくなった」というものだった。
僕のおこづかいではMちゃんの部費を払うことはできず
何も出来ない悔しさに苛まれながらMちゃんは美術部を辞め、僕はそれを見送った。

部活を辞めてもMちゃんは美術部に顔を出した。
そのたびにお喋りした。
バス停まで一緒に帰ったりもした。
美術の授業の時に描くデッサンはMちゃんの作品は相変わらず圧巻だった。

運動会が開かれた。
運動会は僕は手術を受けていたので参加することが出来ず
部室で部活の皆と一緒にご飯を食べようと、Mちゃんを誘いに行った。
「Mちゃん、部室で皆待ってるよ。一緒にご飯食べよう」
Mちゃんはなぜか、浮かない顔をしている。
「・・・いいよ。今日は私、いい」
「どうしたの?一緒にいつもみたいに、ご飯食べようよ」
「・・・私・・・」
Mちゃんは自分のお弁当を差し出した。
ラップに包まれた2個のおにぎりと、味付けのり。
「運動会の、日は、皆豪華なお弁当を持ってくるよ・・・ね・・・
私のお弁当、恥ずかしくて・・・皆に・・・見せられない・・・」
Mちゃんは泣きそうな顔で、僕にそう言った。
僕は、何も、言えなかった。。
Mちゃんは僕にずっと謝っていた。

3年になっても少しだけど交流は続いた。
美術部の後はMちゃんは文芸部に入っていて
文芸部は部費がいらず、自分の作品をコピー誌で出すことが出来たので
自分の作品集をぽつぽつと出していた。
僕は美術部と兼任で図書室を管理する図書委員長になっていた。

文芸部の活動場所は図書室だったので
Mちゃんの作品集をもらいに放課後、ちょくちょく顔を出していた。

卒業後は僕はアニメーターを目指し専門学校へ
Mちゃんはデザインの専門学校へ行った。
学費を払えるか危ぶまれたがなんとか工面出来たのだという。
Mちゃんはそこで才能を爆発させ
大きな賞を取ったとか、●●賞を取ったとかという情報が部活の友人を伝って
しょっちゅう僕の耳に入ってきた。
Mちゃん頑張ってるなあ。僕もやらにゃ!!
そういう気持ちでアニメの動画を描いていた。

その後、僕は病気でアニメーターの夢をあきらめた。
二度と絵は描かないと思っていた。

僕は地元に帰り、病気の療養期間を経て
アルバイトをしていた。。
だいぶん仕事にも慣れてきた頃。
一通のメールが友人から来た。

Mちゃんが自殺した。

・・・は?
わけがわからなかった。
Mちゃんは僕が夢をあきらめた後も学校に通い
デザインを制作していた。賞も取っていた。
Mちゃんは輝いていた、そう聞いていた。
そのMちゃんが、死んだ。
自ら、死を選んだと。

泣いた。
職場にも関わらず号泣した。
涙が止まらなくて、わけがわからなくてぐしゃぐしゃに泣いた。
とにかく涙が止まらなくて、すぐにそのメールの友人に確認した。
夢なら良かったのにと何度も願ったが、事実だった。
Mちゃんは、死んでしまった。
卒業後僕とMちゃんは一回も連絡を取っていなかった。

Mちゃんの家族の意向で線香をあげに行くことは出来なかった。
その後、部活の皆で集まる時も
皆Mちゃんの話題を出さなくなった。
最初はぽつりぽつりとしゃべる友人もいたが
そのうち誰も、Mちゃんの話をしなくなった。
まるで最初から居なかったように。

僕はどうしても納得いかなかった。
Mちゃんは確かにいたのに。
誰も、その話をしない・・・。
Mちゃんが描いた絵も、賞を取ったデザインも今は見つけることが出来ない。
Mちゃんが生きた証がどこにもなくなっていくのが怖かった。

せめて僕だけは、Mちゃんを忘れないでいようと思った。
僕にはそれしか出来ない。
そう思って今、思い出した今
この記事を書いた。

僕は今、絵を描いている。
二度と描かないと思っていた絵に前よりものめり込んでいる。